今年の秋の叙勲と褒章の受章者が発表され県関係ではあわせて74人が受章しました。このうち、叙勲では前の熊本県知事蒲島 郁夫さんが「県政の発展に尽力した」として旭日大綬章を受章しました。
【前熊本県知事 蒲島 郁夫さん】
「この受章は熊本県民に対する感謝の気持ちでいっぱい。大変難しい16年間だったが、県民の皆様の誠心誠意の支援とくまモンを含めた県職員の頑張りでこんな素晴らしい旭日大綬章をいただけたと思う」
TKUの電話取材に対して、旭日大綬章が授与されることへの思いを述べた蒲島 郁夫さん。
蒲島さんは2008年4月から4期16年、熊本県知事を務めました。
その間の熊本地震からの創造的復興や、半導体関連企業の誘致に伴う経済安全保障、
くまモンを活用した取り組みなどの功績が評価され旭日大綬章に選ばれました。
【前熊本県知事 蒲島 郁夫さん】
「災害があったから諦めるのではなくて、それきっかけに前よりもいいかたちで
創造的復興を進めたことが今の熊本の発展につながっていると思っている。
これまでやってきた創造的復興を乗り越えた先にある半導体産業の集積を更に進めることが今の私の役割」
現在、東京大学の先端科学技術研究センターでフェローを務める蒲島さんは、半導体の平和利用や環境との共生などに取り組んでいて、「熊本県は半導体を通して九州だけでなく全国を動かす存在。今後も外から半導体産業の集積に向けて支援していきたい」と述べました。
今年の秋の叙勲、熊本県関係では蒲島さんなど59人、褒章は15人が受章しています。