中国の習近平国家主席と韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領が、韓国の慶州(キョンジュ)で初めての首脳会談を行い、北朝鮮の非核化などについて意見を交わしました。
韓国大統領府によりますと、会談で李大統領は北朝鮮との対話再開に向けて中国の働きかけを求めた上で、朝鮮半島の非核化構想を紹介しました。
これに対し、習主席は「朝鮮半島の平和と安定に向けて努力を続ける」と答えたということです。
また、両首脳は「米朝対話が最も重要」との認識で一致したとしています。
ただ、中国の国営メディアは習主席の非核化に関する発言は一切伝えておらず、関係改善が進む北朝鮮に中国側が配慮した可能性があります。
習主席が韓国を訪問するのは約11年ぶりで、今回は国賓として招かれました。