様々な物の値上げが続く今年。11月の主要メーカーの飲食料品に関しては、値上げは小休止となりそうです。しかし、スーパーでは、イクラの価格が去年の倍など生鮮食品の値上げが顕著になっています。
【お客】
「財布のお金がなくなるのが早い」
【お客】
「年金生活なので、物価高はとてもザワザワしちゃう。身震いしちゃう」
消費者が嘆く物価高…民間の信用調査会社帝国データバンクによりますと、今年の飲食料品の値上げは、これまでに累計2万580品目と、去年1年間をすでに64%上回っています。
一方、10月31日始まる11月の値上げは、今年最も少ない143品目。半年ぶりに1000品目を下回りました。しかし…
【松村道子キャスター】
「こちらの店ではメーカーから仕入れる飲食料品に関しては、11月の値上げは予定されていませんが、生鮮食品については、値上げの顕著なものがあるということです」
【いちまん 高井栄二朗 店長】
「北海道産の生すじこは2138円。去年が1058円なので、1000円ぐらい上がっている」
秋サケの切り身も去年に比べ、100gあたり50円ほど高くなっているといいます。
【いちまん 高井栄二朗 店長】
「生の秋サケが市場にも去年と比べ、少なくなっている状況。値段もそれに準じて上がっている感じだと思う。もしかすると、本当に今年はイクラなしの正月を迎える方もいるのではないかと思う」
一方、売れ行きが鈍っているのがコメです。価格は5kgで6000円ほど。
【いちまん 高井栄二朗 店長】
「ギリギリの売れる金額みたいなものがあって、それを超えるとお客さんも手を出しづらいのではないかと思う」
新米価格が高騰する中、この店では10月、店内で握る寿司の価格を1割値上げ。丼物は価格を据え置き、ご飯の量をわずかに減らしました。
一方、野菜は天候不順を理由に、9月に比べてほうれん草が60円、レタスが90円ほど高くなっています。
【いちまん 高井栄二朗 店長】
「なるべく市場でも安いものを見つけて、安くておいしいものを毎日探して提供していければと思っている」