中国は有人宇宙船「神舟21号」の打ち上げを日本時間の11月1日未明に実施すると発表しました。
「神舟21号」には3人の中国人宇宙飛行士が乗船し、日本時間の11月1日未明、甘粛省の「酒泉衛星発射センター」から打ち上げられる予定です。
中国の有人宇宙飛行プロジェクトは今回で37回目となり、独自開発した宇宙ステーション「天宮」への物資補給などに加え、無重力空間でのマウスの行動パターンの研究をはじめとした27件の科学実験が計画されています。
プロジェクトの報道官は会見で「これらの取り組みは今後の科学研究の基盤を築くものになる」と述べ、重要性をアピールしました。
中国は2030年までの5年間の国の基本計画を定めた「第15次5カ年計画」の中で「宇宙強国」を目指す方針を発表していて、宇宙開発の分野でリードするアメリカを念頭に独自の技術開発を加速させたい考えです。