アメリカのトランプ大統領が27日から来日するのに伴い、都内では厳戒態勢での警備が始まった。警視庁はテロなどを警戒し、最大規模の態勢で臨む。

空の玄関口である羽田空港では、ゴミ箱が一時的に封鎖された。貼り紙には「特別警戒の原因」として、一時的に封鎖する旨が日本語、英語、中国語、韓国語で記されており、物々しい雰囲気に包まれている。

警視庁は、トランプ大統領の来日に合わせて特別警備本部を設置。最大で1万8000人態勢で、訪問先や主要な駅などの警備を強化する。
東京・港区のアメリカ大使館前では、通常よりも多くの警察官の姿が見られ、厳重な警備体制の準備が進められていた。

また、首都高速道路や都心の一般道でも交通規制が実施される。道路の電光掲示板には「要人来日 都内規制有」との表示が出され、ドライバーに注意を促している。
特定の組織に属さず単独でテロを行う「ローンオフェンダー」による脅威が増す中、警視庁はJR品川駅などの主要駅で警察犬を動員し、不審物への警戒を強めている。

警視庁は「何かおかしいと感じた時には、迷わず警察に通報してほしい」と市民に協力を呼びかけている。
(「Live News days」10月27日放送より)
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