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プレスリリース配信元:株式会社グランネット

生成AIは検索を「代替」ではなく「補完」 ― AI時代における情報設計の重要性が明確に

株式会社グランネット(所在地:大阪府大阪市北区西天満5丁目1-9 大和地所南森町ビル7F、代表取締役:山本 真俊)は、AI検索機能の急速な進展がユーザーの情報収集と購買行動に与える影響を明らかにするため、全国の20代以上の就業者500名を対象にWebアンケート調査を実施しました。

当社はデジタルマーケティング会社として、AI検索技術の進化が今後の検索エンジンマーケティングのあり方に及ぼす影響を注視しており、本調査はその実態把握を目的としています。



調査結果のハイライト
本調査の結果、Google検索は依然として情報導線の中心である一方、生成AIが検索や比較検討のプロセスに深く組み込まれていることが判明しました。AI検索が浸透しつつあってもユーザーは信頼ができる情報や根拠を求めてWebサイトへアクセスする傾向が強く、SEO対策を軸としたコンテンツ設計の重要性が改めて示されました。

・AI Overviews(AIによる概要)を見た後もWebサイトを確認する行動が主流
 AI Overviews(AIによる概要)が表示された際、検索目的によらず、最も多くのユーザー(約42~47%)が「Webサイトを確認することが多い」と回答。生成AIの要約だけで十分と感じるユーザーは、5~7%程度に留まった。

・生成AIは購買意思決定プロセスに深く関与
 商品・サービスの比較検討に生成AIを利用したことがある層(52.6%)のうち、6割超(61.4%)が「意思決定に影響があった」と回答。生成AIは情報整理と判断の効率化を後押ししている。

・検索行動は依然としてGoogle検索が中心
 回答者の約半数(48.6%)が「毎日~ほぼ毎日」Google検索を利用しており、依然としてSEOがの検索手段の中心に。


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生成AIは従来検索を「代替」ではなく「補完」
近年、GoogleのAI Overviews(AIによる概要)やAIモードといったAI検索機能が急速に進展し、検索環境は転換期を迎えています。そうした中、実際のユーザーの行動実態を見ると、AIは検索を「代替」するのではなく情報を「補完」するツールとして利用されている傾向が明らかになりました。
AI Overviewsは部分的な浸透に留まる



Google検索結果に表示される「AI Overviews(AIによる概要)」について、「よく確認している」「ときどき確認している」と回答したユーザーは全体の約42.1%でした。一方で、36.1%が「知らない/見たことがない」と回答しており、AI Overviewsは徐々に浸透しつつあるものの、現状はまだ限定的な利用段階にあることがわかります。
生成AIは「入口」に過ぎず ― ユーザーの4割超が一次情報求めWebサイトへ



この結果は、生成AIによる要約が提示されても、ユーザーはその要約の裏付け・詳細情報または信頼できる一次情報源を求めてWebサイトへ流入していることを示唆しています。生成AIによる要約だけで満足する層は5~7%程度に留まっており、ユーザーはAIを「一次情報」ではなく「要約・まとめ」として扱い、詳細な判断をWebサイトに委ねています。
生成AI利用は「整理・比較」が中心 ― 信頼性への懸念も顕著に



生成AIの利用経験者は全体の約4割(38.4%)に達しており、その影響は購買行動にまで及んでいます。しかし同時に、情報源の不透明さや精度への懸念も根強く、ユーザーは利便性と信頼性のバランスを模索している実態が浮き彫りになりました。
購買意思決定への影響が顕在化



生成AIは、具体的な購買プロセスに深く組み込まれていることがわかりました。購入前提の商品・サービスの比較検討や選定にAIを「利用したことがある」層は52.6%に達し、さらにそのうち61.4%が意思決定に「影響があった」と回答しています。自由回答からは、「候補の絞り込み」や「効率化・時短」、「判断の自信向上」といったポジティブな影響が確認されました。
利用者の約4割が生成AIの情報源と精度に不安



一方で、生成AIの利用者が感じる懸念・不安については、「情報が古かったり、間違っているかもしれない」(37.0%)、「どの情報をもとに答えているのか分からない」(35.9%)といった情報源の信頼性や精度に関する不安が多数を占めています。ユーザーはAIの利便性を享受しつつも、最終的な判断にはより信頼できる情報源を求めていることがわかります。
総評と今後の展望:AI時代に求められる「広義の検索最適化戦略」
今回の調査は、AI検索が浸透しつつある中でも従来のSEOが前提としてきた「信頼性の高いWebサイト」の価値が失われていないことを示しました。

ユーザーはAI Overviewsの要約を見た後もWebサイトで詳細を確認するため、企業側は「AIに引用されやすいコンテンツ設計」「比較検討時に選ばれる信頼性・専門性・独自性」の両方を担保する必要があります。

今、企業に求められるのは、従来のキーワード対策に留まらず、AIによる要約・推薦を前提とした「LLMO(Large Language Model Optimization)」を含む広義の最適化戦略です。

※LLMOとは、AIが情報を理解・引用しやすいようにコンテンツの構造化(FAQや一次情報、独自データの明記)を徹底し、信頼性と専門性を示す施策

AI検索時代においては、検索流入経路が多様化・複雑化しているため、単に順位を追うだけでなく、AIに正しく取り上げられるための本質的な情報設計が集客の中核手段として不可欠となります。当社は、この新しい検索時代の集客支援を強化してまいります。

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調査概要


株式会社グランネットについて
株式会社グランネットは、デジタルマーケティング事業およびセミナー事業を展開しています。2012年1月の設立以来、累計およそ1,000社の取引企業様の支援実績があり、SEOコンサルティングを中心にクライアントの集客支援を行っています。
- 会社名:株式会社グランネット
- 設立:2012年1月
- 資本金:50,000,000円
- 代表者:山本真俊
- 所在地:[大阪本社]大阪府大阪市北区西天満5丁目1-9 大和地所南森町ビル7F、[東京支社] 東京都新宿区西新宿7-1-12 クロスオフィス新宿2F
- 事業内容:デジタルマーケティング事業、セミナー事業
- URL:https://www.grannet.co.jp


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