宮崎県日南市の小学生が郷土料理である漁師飯のかつおめしづくりに挑戦しました。
一方、今年のカツオ漁には例年にない変化が起きています。
食育の一環としてかつおめしづくりを体験したのは細田小学校の5・6年生の6人です。
児童たちは食育ティーチャーなどに教わりながら日南市大堂津で水揚げされたカツオを包丁で3枚におろし、皮をはいでいきました。
薄めに切ったカツオをしょうゆとすりごまなどで作ったタレに漬け込みごはんに乗せたら完成。
初めて作ったかつおめしのお味は?
(児童)
Q.カツオどうですか
「おいしいです。自分で作ったから特においしいです」
「難しかったけど、とてもおいしいから達成感があります」
そんなおいしいカツオですが今年のカツオ漁には例年にない変化が起きているそうです。
(県南那珂森林振興局水産担当 宮原一旗さん)
「例年は(この時期)東北の三陸沖で漁をするんですが今年はそちらが不漁だということで九州近海、宮崎沖、鹿児島沖で漁をしている状況です」
近海カツオ一本釣り漁は例年11月頃まで続きますが、南郷漁協によりますと漁協所属の漁船11隻のうち4隻は、不漁の影響で今シーズンの漁を終了したということです。
(県南那珂森林振興局水産担当 宮原一旗さん)
「宮崎県と鹿児島県で多くのカツオが水揚げされるという状況なのでみなさんおいしいカツオを食べていただけたらなと思います」
児童たちはかつおめし作りを通じて地産地消の大切さを学んだようです。
「かつおめし最高!」