障害者が農業分野で活躍することで社会参画をめざす『農福連携』を進めようと、県のアドバイザーなどが富山市の福祉事業所の取り組みを見学しました。
富山市の障害福祉サービス事業所を訪れたのは、農福連携に取り組む農家や事業所を支援する県のアドバイザー、技術支援者など13人です。
この事業所では、知的障害や発達障害などの利用者が桑の葉や野菜などを栽培し加工する6次産業化に取り組んでいて、参加者は利用者が桑の葉のお茶やキノコを袋詰めする作業などを見学しました。
見学会では障害者が飲食店向けのエディブルフラワーやマイクロリーフを新たに栽培することで売り上げが伸び、利用者の平均工賃が2倍に増えたことなどが紹介されました。
昨年度末時点で県内で農福連携に取り組む農家や事業所は89件と年々増えていて、県はこうした見学会で先進事例を学ぶことでアドバイザーなど専門人材のスキルアップにつなげていきたいとしています。