10月19日に伊東市議会議員選挙の投票が行われたことを受け、田久保眞紀 市長がフジテレビ系列「Mr.サンデー」に中継生出演し、すべての発端となった疑惑の卒業証書について「私にとっては本物」と主張しました。
伊東市の田久保眞紀 市長は自身の学歴詐称問題に端を発し、市議会から全会一致で不信任を議決されたことを受け、議会を解散しました。
これに伴い、伊東市では10月19日に市議会議員選挙の投票が行われた中、田久保市長は同日夜、フジテレビ系列「Mr.サンデー」に中継生出演しました。
この中で、田久保市長は疑念を深めた疑惑の卒業証書について、「私にとっては本物」と従来の主張を繰り返しました。
一方で、田久保市長の学歴に関わる事務手続きについて調査した市議会の百条委員会は「正規の卒業証書が授与された事実はないということが正式に判明した」「田久保眞紀 氏(伊東市長)が、卒業していたものと勘違いしていたとの主張は明らかに無理が生じる状況であることが確定するとともに、田久保眞紀 氏(伊東市長)は、6月28日以前から自身が除籍であったことを知っていたものと断定できることとなった」などといった結論をまとめ、卒業証書については事実上の“偽造”を認定しています。
このため、卒業証書に関する見解を再三にわたって問われた田久保市長でしたが、刑事告発されていることを理由に「今の時点では話が出来ない。いつか話が出来る時点になったらしっかり話したいという気持ちは変わっていない」とこれまで同様、詳細な説明を避けました。
その上で「一番守りたいと思っているのは改革を前に進めること。いまの街の構図を変えること」と述べています。