春の高校バレー県代表決定戦の決勝が19日、山形市で行われ、男子は山形中央、女子は米沢中央が全国大会出場を決めた。
春の高校バレー県代表決定戦。男子は3年連続となる同じ顔合わせ、連覇を目指す山形城北と、2年ぶりの頂点を目指す山形中央の対戦。第1セット、試合の流れを作ったのは山形中央。キャプテンでエースの郷野魁聖が強烈なバックアタックを決めれば、大会最長身の阿部弘佑が速攻を決めるなど得意のコンビバレーを繰り広げ城北を圧倒。第1セットを先取。
対する山形城北は第2セット、全国高校選抜のメンバーで絶対的エース、佐藤純大が3枚ブロックを射抜くなど圧巻のパワーを見せ拮抗した展開を繰り広げる。
しかし、徐々に山形中央が阿部の高さを生かした連続ブロックなどで城北を引き離すとこのセットも奪い優勝に王手をかける。
第3セットも山形中央が安定したコンビバレーを展開。1年生アウトサイドヒッター、笠原悠太が精度の高いスパイクで躍動。粘る城北を振り切りストレートで2年ぶりの優勝を決めた。
(山形中央・郷野魁聖キャプテン)
「(春高は)ベスト8あと一歩で毎回負けているので、ベスト16行って気持ち作ってベスト8に向かっていきたい」
女子の決勝も3年連続同じカード、6連覇を目指す米沢中央と山形商業の対戦。
米沢中央は1年生アウトサイドヒッター、小島颯夏のサービスエースや3年生エース、岡崎芽依のパワースパイクなど7連続得点で山形商業を圧倒。
第1、第2セットを連取。
山形商業は3年生エース、小関のあ にトスを集め意地を見せますが、高さとパワーのある米沢中央のアタッカー陣に引き離され試合終了。米沢中央がストレートで6連覇を決めた。
(米沢中央高校浦田朋佳/キャプテン)
「オレンジコートはバレーボーラーが一番憧れる舞台。自分たちのバレーで楽しんで勝って行きたい」
春の高校バレー全国大会は来年1月5日、東京体育館で開幕する。