甲斐気象予報士に聞くお天気箱。

17日佐賀市の最高気温が30.7度と今年105回目の真夏日となり、2021年と並んで観測史上最多タイとなりました。

今回のテーマは「紅葉見頃」についてです。
九州は南部を中心に平均気温が高い傾向になりそうです。ただ、晴れる日は放射冷却現象によって色づきに必要な気温の低下が見込めるため、広い範囲の名所で平年並みかやや遅い見頃を迎えるとみています。

もっとも早いのは雲仙で11月5日頃から見頃を迎えるでしょう。その後も標高の高い場所から見頃を迎え、御船山楽園では11月21日頃から見頃となるでしょう。
今シーズンの紅葉の色づきは、夏の記録的な暑さの影響で葉が焼けてしまっているなど、葉の健康状態があまり良くなく、一部の葉の色づきに影響が出る可能性があります。

佐賀県内ではいつごろから楽しめるのか、詳しくみていきましょう。県内でもっとも早いのは北山ダムで11月14日になるとみています。
やはり標高の高い場所から見頃を迎えそうです。その後は西渓公園が19日など、11月下旬にかけて見頃となっていきそうです。

【アナウンサー】
紅葉狩りまであと1ヶ月ほどありますが、今から楽しみですね。

【甲斐気象予報士】
そんな紅葉が色づきを始めるにはそれは最低気温が8度以下になるとスイッチが入ると言われています。
最低気温8度以下の日が続くと、葉の中にあるアントシアニンと呼ばれる葉が赤くなる物質が増えるからなんです。最低気温8度になるのは平年ですと11月中旬ですので、やはり予想に近い時期に色づきを始めそうですね。

【アナウンサー】
週末の天気は?

【甲斐気象予報士】
18日土曜日は前線が通過するため、曇りや雨となるでしょう。局地的に雷を伴ってザッと雨脚が強まることがありそうです。
19日日曜日はスッキリしない空になりそうです。最高気温は日曜日は平年並みに落ち着きそうです。

月曜日以降も曇りがちの天気が続くでしょう。
平年並みか低い日も出てきそうです。本格的な衣替えを済ませておきましょう。

サガテレビ
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