刑期を終えた人の就労支援を通じて再犯防止などにつなげようと、鳥栖市にある九州で唯一の女性刑務所で、県内外の事業者に向けたスタディツアーが開かれました。
この取り組みは刑期を終えた人の雇用を検討する事業者などを対象に全国各地で行われていて、鳥栖市にある麓刑務所では初めて行われました。
県内外9つの事業者の採用担当者など13人が参加し、刑務所内を見学したあと、受刑者の指導を行う職員などと出所者の雇用に関する疑問や悩みなどを話し合いました。
【HaraDise 原田敬介社長】
「出所者の行き場がないっていうことに対しての事業なので、思いがある人が一生懸命やるしかない」
【利斗夢 中溝康利社長】
「普段通りに生活ができますよという環境を作るのが自分たちの役目だと」
【法務省コレワーク九州 平床隆二室長】
「再犯者の7割が無職、住まいと仕事を確保してあげるというのが刑務所の役割」
九州で唯一の女性刑務所、麓刑務所では現在204人の女性受刑者が収容されています。