夕方の名古屋市内を走行していた車が突然パンク。ドライブレコーダーを確認すると、驚きの光景が捉えられていました。

■木材で固定された「釘」がタイヤに…
9月17日午後6時半ごろ、名古屋市瑞穂区を走る車のドライブレコーダーの映像です。赤信号で停車し、その20秒後。信号が変わり発進すると、聞こえていた音楽を打ち消すほどの音が…。

仲田昌弘さん:
「ブシューってエアが漏れている状態なので」
運転していた会社役員の仲田昌弘さん(51)は、車から降りタイヤのパンクを確認しました。

仲田さん:
「木の箱みたいなものがついていて、これをやられたんだなと。切れ端に穴を開けて釘を出しているような状態で、取ったらあっという間にぺっちゃんこに」

タイヤに刺さっていたのは、木材で固定された、長さ5センチはある「釘」でした。
■ドライブレコーダーが捉えた不審な人物
仲田さんは、ドライブレコーダーの映像を確認しました。
車がパンクする直前、信号の手前で見つけたのは、歩道に立つ黒っぽい服を着た人物。

すると、同じ人物が仲田さんの車の右後ろに回り、一瞬しゃがみます。
仲田さん:
「初めはてっきり財布か何か拾っているのか。僕が財布を踏んじゃったのかなと」

男に気付いた仲田さんが車を少し前に出すと、慌てた素振りで歩道へ。その後、車を発進させると、右後ろのタイヤがパンクしていました。
仲田さん:
「警察の方もJAFの方も言っていましたけど、『手なれているので1回だけじゃないよね、今後も出てきそうだよね』と。こういうのがまさか自分に起きるとは思っていないんですよね」
名古屋市内では、木材で固定された釘による車のパンク被害が、熱田区でも2件確認されていて、警察は器物損壊事件として調べています。