10月6日は中秋の名月です。季節は長い夏から秋へとようやく移ろいを見せる中、真庭市の蒜山地域ではススキが見頃を迎えています。
肌寒さを感じる風がススキの穂を揺らします。標高約900メートル。鳥取との県境にある展望台、鬼女台です。蒜山高原や大山を一望できるこの一帯は、ススキの群生地として知られています。
ススキは約2メートル近くに伸び、ふさふさと揺れるその姿は長く居座る夏を掃きだすほうきのようです。半月ほど前までは真夏日を記録していましたが、ここ数日は最高気温が20度近くまで下がり、秋らしい気候となってきました。
(訪れた人)
「景色が非常に美しい」
「とても素晴らしい。ススキがなんとも言えない秋を感じる」
(鬼女台展望休憩所 榎本吉男さん)
「やっと秋らしくなり今月いっぱいだんだん穂が増えいいと思う」
天候に恵まれれば夜は、月明かりのもとススキの揺れる光景が広がり、岡山県北らしい中秋の名月となりそうです。