梱包資材メーカーの松浦産業(善通寺市)は、香川県の「ことでん」の人気車両をモチーフにしたミネラルウオーターを発売しました。
◆都市部で役目を終え、現在も香川で活躍する「1080形」”その価値に注目して欲しい”
松浦産業が県内などで販売を始めたのは、「ことでん水(トレインウォーター)」です。松浦産業がことでんの人気車両「1080形」と、ことでんの公式キャラクター「ことちゃん」とのWライセンスを取得し、開発したものです。
土産物としてだけでなく、都市部で役目を終え、大手私鉄から譲渡された1080形が、香川県内で現在も活躍している価値を「自分たちの資産」として、地元の人に改めて注目してほしいとの思いから商品化したということです。
◆「ことでん水」ってどんな水?
「ことでん水」は「黄色い電車」として親しまれている人気車両の1080形をモチーフに、1本500ミリリットルのペットボトルウォーターを、外包とフタで覆い、電車の見た目を再現しています。
◆「くるり」が書き下ろしの発車メロディ「コトコトことでん」聞きながら飲むのもおすすめ
運転席には「ことちゃん」がプリントされていて、客席の窓越しに水の残量が確認できるデザインとなっています。
また、ロックバンドの「くるり」が書き下ろした楽曲で、瓦町駅(高松市)の発車メロディとして親しまれている、「コトコトことでん」の動画(くるりの公式YouTubeチャンネル内)にアクセスできる二次元コードも掲載されています。
◆過去には取っ手屋さんの「うどん鉢」などユニーク商品も開発…「ことでん水」はどこで買える?
松浦産業はこれまでも介護現場での活用を期待し、容器に取っ手をつけて持ちやすくしたプラスチック製の「うどん鉢」など、地域活性化などを目的にユニークな商品を開発しています。
「ことでん水」は1本555円(税込み)で、香川県内の道の駅などですでに発売されているほか、松浦産業などのオンラインショップではセットで発売しています。11月3日には高松市で開催される「ことでん電車まつり」の会場でも販売されるということです。