韓国の李在明大統領が「国軍の日」の式典で軍の立て直しを訴えました。
韓国・忠清南道で1日、軍の創設を記念する「国軍の日」の式典が開かれ、李大統領は2024年に尹錫悦前大統領が国会に軍を投入する事態となった「非常戒厳」宣言を改めて批判しました。李大統領は、「権力ではなく、国民を守ることに全力を尽くし、国民の意思によって国の平和と繁栄を守る精鋭強兵に生まれ変わりましょう」と訴えました。
一方で、北朝鮮の核・ミサイル開発には触れず、刺激を避けた形とみられます。
尹前政権下で行われてきたソウル中心部での大規模な軍事パレードも、2025年は実施されませんでした。
さらに、李大統領は、米韓同盟を重視しながら、有事の際に米軍が握る作戦統制権を韓国軍に移管する計画を推進すると表明し「強力な自主国防の道に進む」と強調しました。