閉幕まで残り3週間となった大阪・関西万博。“駆け込み万博”もある中で公式キャラクターのミャクミャクを扱う「偽サイト」が数多く確認されている。こうした偽サイトは商品が届かない可能性だけでなく、個人情報を盗み取られる恐れも指摘されている。
チケット予約枠はほぼ埋まる
大阪・関西万博のこれまでの来場者が2000万人を超え“駆け込み万博”もあって22日も会場は多くの人で混雑した。閉幕までのチケット予約枠はほぼ埋まる人気ぶり。
来場者からは「最近は新たに(チケットを)取るのは難しい早起きしないと…」「たまたま夜に(スマホで)ポチポチと探していてやっと取れた」「ログインも1時間待ちになって生活もままならないのでやめた」などの声が聞かれた。

こうした中で問題になっているのが入場券やグッズ販売などを装う“偽サイト”。
偽サイトは“フィッシング”の可能性も
偽サイトを見ると人気キャラクターとコラボしたとするミャクミャクのぬいぐるみが「セール価格」として3万9000円が2万3400円に“値下げ”されていた。

“お得感”を出すためか、1万5千円ほどの値引きがされているがこれは偽サイトだ。

セキュリティー会社トレンドマイクロの調査で9月18日までの2週間公式キャラクターの「ミャクミャク」を使った偽サイトが344件確認されたことが分かった。

さらに別の偽サイトには「黒ミャクミャク」のぬいぐるみや桜色のミャクミャクなど会場限定の商品が多く出品。いずれも値段は「セール価格」とされていた。「大阪万博」や「EXPO2025」の文字も並ぶ。

トレンドマイクロによると、こうした偽サイトは商品が届かない可能性があり、個人情報を盗み取る“フィッシングサイト”の恐れもあるという。

大阪・関西万博はHPで「偽サイトへのアクセスや個人情報の入力、入場チケットのご注文などをされないようお願いいたします」と注意を呼びかけている。
(「イット!」9月22日放送より)