札幌市南区のゴルフ場で、必要な許可を得ずにハンターがクマを駆除していたことが分かった。
ハンターの男性が許可なくヒグマ駆除
「連日クマの目撃が相次いでおり、周囲を見回っていたハンターから4、5メートルの距離に、突然、クマが現れたということです」(吉村直人記者)
9月4日、札幌市南区のゴルフ場「滝のカントリークラブ」で、ハンターの男性が猟銃を発砲してクマ1頭を駆除した。

このハンターは、鳥獣保護管理法に基づくシカを捕獲する許可はあるが、クマを駆除する許可は得ていなかった。
ゴルフ場ではシカの被害防止で、このハンターに対応を依頼していたが、8月末からクマの目撃が相次いでいた。
「(ハンターの男性は)駆除というよりはあくまでも緊急避難的にしょうがなく発砲してしまった」(滝のカントリークラブ 飛田寛大支配人)

北海道によると、このハンターは、鳥獣保護管理法違反にあたる可能性があるということだ。
