南アルプス易老岳で神奈川県平塚市の70歳男性が疲労により行動不能となり、救助されました。
警察によりますと、男性は7日、光岳から易老渡登山口に下山中、疲労により行動不能となりました。
午後1時ごろ、同行者から「パーティの1人が動けなくなった」と119番に救助要請があり、飯田警察署員、飯田広域消防本部山岳救助隊、阿南消防署員が出動し、午後5時半前、男性を救助し、飯田市内の病院に搬送しました。男性は疲労はしているものの、けがはない模様です。
男性は6日、4人パーティで光岳に入山していました。
長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。県警は「自分の技量に見合ったルート選びをする」「余裕ある登山計画を立てる」「夏でも雨や強い風にあたると低体温症になる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下山するまで体力や集中力を切らさない」など注意を呼びかけています。