台風15号は東海3県に最接近していて、5日昼過ぎにかけて線状降水帯が発生する恐れもあり、土砂災害や浸水、河川の増水などに警戒が必要です。

 台風15号は5日午前9時ごろ和歌山県北部に上陸し、午前11時には三重県尾鷲市付近を時速45キロで東北東に進んでいるとみられます。

 東海3県は、愛知県東部を中心に大雨となり、午後11時半現在、大雨・洪水警報が愛知県の知多地域・西三河南部・西三河北西部・西三河北東部・東三河南部に、洪水警報が尾張東部に出ています。

 気象台は、5日昼すぎにかけて線状降水帯が発生し、災害の危険度が急激に高まるおそれもあるとして警戒を呼び掛けています。

 また、刈谷市などを流れる逢妻川・境川が避難判断水位を超えるなどした影響で、刈谷市と知立市、岡崎市に高齢者等避難の情報が出ています。

 交通にも影響が出ています。東海道新幹線は、豊橋駅と三河安城駅の間の大雨のため、上りの新大阪から豊橋、下りの東京から名古屋の間で一時運転を見合わせました。

 JRの在来線や名鉄・近鉄などで運転見合わせの区間が出ているほか、東海環状道や新東名などの高速道路が通行止めとなっています。最新の情報に注意してください。

東海テレビ
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