宮崎大宮高校の生徒が授業で取り組んだ研究の成果を大阪・関西万博で発表しました。9月3日は、協力を得た宮崎大学で報告と意見交換会が開かれました。
(高校生)
「ねえねえ、シイラって知っちょる?」
「なんそれ、知ら〜ん」
「これやっちゃけど」
「え〜てげかわいい」
大阪・関西万博で発表したのは、宮崎大宮高校文科情報科の3年生6人です。
文科情報科にはグループで探究活動を行うカリキュラムがあり、6人が選んだテーマは「シイラの魚醤はおいしいら?」。
シイラは頭が大きくて身が少なく、腐りやすいことなどから市場に出回らずに廃棄されることが多くあります。
生徒は活用について1年半かけて研究し、魚醤作りに成功しました。
報告会では、流通が少ないシイラを入手するため何度も鮮魚店に電話をかけたことや1mほどあるシイラを約5時間かけてさばいたエピソードが語られました。
(宮崎大宮高校 赤塚知沙希さん)
「世界のいろんな国々の人が集まるところで、自分たちの研究を広げることができてすごく良かった。宮崎の海をもっと大切にしていけるように、未利用魚や魚資源の浪費の部分を救っていきたい」
生徒たちは今後、シイラの魚醤を使った料理づくりや流通方法を考えていくことにしています。