日本航空の機長が、禁止された滞在先での飲酒を行っていたことが発覚し、国土交通省が3日午前、日航に監査に入りました。
3日午前10時ごろ、国交省航空局の職員が羽田空港にある日航のオフィスへ入りました。
関係者によりますと、現地時間の8月28日、ホノルル発・中部国際空港行きのJAL793便の機長(64)が、宿泊先のホテルで飲酒を行ったことが出発前に発覚しました。
機長は500mLのビールを合わせて3本飲酒していました。
日航は機長を乗務から外し、この影響で793便は約2時間遅れ、後続の2便もそれぞれ約18時間半遅れる事態となりました。
日航では2024年12月、パイロットによる飲酒問題で国交省から業務改善勧告を受け、滞在先での飲酒を禁止していました。
国交省は、立ち入りで飲酒問題に対する再発防止策の実施状況などの確認を進めています。