OHKのカメラが収めた岡山・香川の懐かしの映像で、ふるさとの歴史を振り返ります。今回は1985年(昭和60年)9月3日に岡山市で撮影された映像です。

白いシャツにネクタイ姿の男性、スーツを着た女性が机に座り、講師の話に耳を傾けています。この日、岡山市のデパート「天満屋岡山店」に集まったのは、岡山県の若手職員です。県民サービスに関わることも多い自らの仕事につなげようと、男性講師から「接客の基本」教わっていました。

黒板には「30、45」という数字が書かれていますが…これはお辞儀の角度を示したものです。職員たちは「特訓」に入ります。

横一列に並んだ職員が講師の手拍子に合わせて、一斉に体を30度、前に倒しては元に戻ります。すると、講師が大型の定規を手に、職員の背中に合わせて30度をキープさせる様子も。角度だけでなく、頭の位置も固定され、その位置を目で確認するようにと…百貨店ならではの本格的な接客特訓でした。

参加した職員は取材に対し、「疲れました。2、3日ぐらいは足が痛くて仕方ないと思うが、慣れれば大丈夫だと思う」「外部の人との接触があまりないので、他の職場に行くことで客との接し方を学んで帰ろうと思う」と感想を話していました。

岡山放送
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