8月の記録的大雨で線路に被害を受けたJR花輪線は区間運休を余儀なくされ、現在はバスの振替輸送で対応しています。
8月19日から秋田県内を襲った記録的大雨で、大館市では48時間に降った雨の量が観測史上最大の208.5ミリを記録しました。
この影響で、JR花輪線の鹿角花輪駅から大館駅の区間の線路で設備の流出が複数確認されたほか、土砂が流れ込んだため運転を見合わせています。
花輪線の運休は市民の生活に大きな影響を与えていて、現在はバス代行で利用客を送っています。
花輪線を使って病院に行こうと大館駅を訪れた人は「病院を予約しているので駅に来たが、花輪線が運休なので家に戻る」と話していました。
特に影響を受けているのが通学に電車を利用する学生です。
高校生は「電車が動いていないのが結構不便。早く復旧してほしい」「花輪から大館はとても遠いので、移動距離や時間の問題があるのでそこが大変。早く復旧して元通りの生活になってほしい」「いつも始発で来ていた。バスより花輪線の始発のほうが時間的にゆとりが持てる」などと話し、早期の復旧を願っていました。
JRは9月下旬の運転再開を目標に「なるべく早い復旧を目指す」としています。