岐阜県高山市では、子供たちに郷土愛を育んでもらおうと、地元の特産品などをモチーフにしたカードゲームが作られました。8月24日には大会が開かれ、優勝商品の飛騨牛を懸けて盛り上がりました。

岐阜県高山市で開かれた「TJC」の大会
岐阜県高山市で開かれた「TJC」の大会
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■36種類のカードで競うゲーム『TJC』

8月24日、高山市の本町通りで子供たちが夢中になっていたのが、地元の伝統工芸や特産品などをキャラクター化した36種類のカードで競うゲーム。

さるぼぼをモチーフにした「さるぼんさる」、高山ラーメンがモチーフの「ソバマル」など、その名もタカヤマジャンケンカード、略して『TJC』です。

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1枚ずつカードを出し、グー・チョキ・パーのジャンケンの結果に加えて、“勝ち負けを逆転させる”などのスキルも駆使して闘います。

この日の大会には、小学生以下の子供たち64人が頂点を目指して出場しました。優勝賞品は飛騨牛1万円分です。

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子供:
「飛騨牛をもらったら、家族みんなで焼肉かすき焼きしたいです」

■生成AIも使用してコストも抑え…決勝の舞台では

カードに描かれた郷土ゆかりの絵柄は、実は「ChatGPT」で作成されました。デザイナーに依頼するより、コストなどを抑えながらキャラクターを作ることができたといいます。

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高山青年会議所の山本善大理事長:
「生成AIを使ったんですけども。コスト面もですし、作業時間だったりとか、人間が寝ている時間も動いてくれるので」

生成AIの力も使いつつ、郷土愛を育みます。

子供:
「高山に住んでいるけど、高山城があるって初めて知った」

親:
「カード遊びという身近なもので、もっと地域のことを知ってもらえるとうれしい」

大会では、小学2年生の高原湊空くん(7)が優勝しました。

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優勝した高原湊空くん:
「面白かったし楽しかった。早く食べたい」

決め手になったカードは、高山市役所がモチーフの「タカマルド」でした。

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カードゲームで郷土愛を。子供たちの中に育まれたようです。

東海テレビ
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