埼玉・春日部市で18日午後11時半ごろ、家族3人が乗る車が飲酒運転による事故に巻き込まれる瞬間です。

事故の20秒ほど前。
こちらを照らすヘッドライトが見えたかと思えば、センターラインをはみ出す白い車がはっきりと見えたのは、衝突のわずか2秒前。

衝突の衝撃は白い車が浮き上がるほど。

被害者の車は、パーツが飛び出すように壊れていました。

しかし事故直後、車の後ろのカメラが捉えたのは、止まることなく走り続ける白い車でした。

被害を受けた車に乗っていた男性は「後ろを見たら、後ろの車がすぐに止まらないので、110番しながら追いかけるというか」と当時を振り返りました。

警察によりますと、白い車は事故を起こした後も走り続け、後続車に衝突。

その後、本来の車線に戻るも、縁石に乗り上げて止まったといいます。

白い車の運転手は飲酒運転をしていたのです。

追いかけた男性は、ただならぬ様子を目撃していました。

被害を受けた車に乗っていた男性:
千鳥足でふらついて、お酒のにおいもした。「これ飲んでるのかな」と。

警察は、中国籍のリュウ・ガン容疑者(54)を酒酔い運転の疑いで現行犯逮捕。

調べに対し「アルコールの入った350mL缶の半分を飲んだ」と話しているものの、容疑を否認しています。