記録的な大雨に見舞われた東北地方。
仙北市では2日間で、8月の1カ月分の雨量に迫るなど記録的な大雨となりました。
一方で、命に関わる災害級の暑さも続いています。
4日連続で猛暑日となった東京都心。
午前11時過ぎに最高気温36.8度を観測しました。
8月中旬以降に4日連続の猛暑日は15年ぶりです。
皇居周辺では熱せられた空気で景色が揺れて見えるかげろうが発生していました。
災害級の暑さは22日も続きます。
予想最高気温は愛知・名古屋市と京都市で38℃、岐阜市・奈良市で37℃、東京都心は35℃と引き続き熱中症への注意が必要です。
一方、列島に迫りくる可能性があるのが台風です。
21日に気象衛星「ひまわり」が捉えた台風12号は鹿児島に上陸する様子が分かります。
鹿児島・日置市では、大きな水しぶきを上げ走行する車が見られ、駅構内では雨漏りが発生し壁を伝って雨水がホームに流れ落ちていました。
最新の進路予想によると21日夜から22日にかけて鹿児島県内に上陸する可能性が高まってきました。
午後2時半ごろの日置市では、海は大きく荒れ白波が岸壁に打ち付けしぶきを上げていて、迫る台風12号の影響で雨と風が強まっています。
21日午前9時に熱帯低気圧が台風12号に変わり、21日夜から22日の朝にかけて鹿児島県に上陸する恐れがあります。
台風が発生直後に上陸するのは極めて異例です。
夏休みが終わったばかりの高校生たちにも影響が及んでいました。
学生は「昼の12時前くらいに先生たちが集まって、その後雨が強いので学校終わりみたいな感じ」「いきなりで雨が多すぎてびっくり」などと話しました。