大石知事は20日の定例会見で、整備のあり方が定まっていない九州新幹線西九州ルートについて、環境評価の実施や事業費の再試算などの必要性を改めて述べました。
九州新幹線西九州ルートの整備方針を巡っては、19日、長崎県、佐賀県、JR九州のトップが佐賀県庁に集ま、ルートや費用負担などについて意見を交わしました。
定例会見で大石知事は19日の協議で提案した環境アセスメントの実施や事業費の試算の必要性を、改めて話しました。
大石 賢吾 知事
「ルートを決めるとなってもアセスをしないと実際に可能かどうかわからないし、事業費を比較、検討する上でもちゃんとした数字で弾いてアップデートしないと、具体的な議論は煮詰まらないと思う」
19日の協議では、ルートなど具体的な整備方針についての議論はまとまっていません。
一方で、過去にフリーゲージトレインが頓挫した経緯もあることから、国に具体的な解決策を求める方針で一致していて、3者での協議は今後も続けていく考えです。