長崎県警と児童相談所が合同で、子供を虐待から安全に守り、保護する訓練が行われました。
長崎県警察学校で行われた訓練には、警察官と児童相談所の職員など39人が参加しました。
訓練は子供が虐待を受けている疑いがあるものの、児童相談所による面談や立ち入り調査を拒み続けているという想定です。
警察官と職員は興奮している父親と母親をなだめながら、別の部屋に誘導します。
その間に子供を安全な場所に避難させ、ケガがないか確認していました。
県によりますと2023年度、県内の児童相談所の相談対応件数は、1261件で過去最多となっています。
このうち、夫婦間のトラブルを間近に見て子供がストレスを受ける心理的虐待が全体の6割を占めています。
県福祉保健部 こども政策局 浦 亮治 局長
「地域の住民の方々も近所で何かあっているんじゃないかという問題意識を持ったら」
「遠慮なく相談していただければ」
児童相談所では、「気になることがあれば相談窓口『189』を利用してほしい」と呼びかけています。