広島県内で若者の「転出超過」が深刻な課題となる中、地元の企業と大学生が解決策を考えるイベントが行われました。

広島市内で行われたワークショップには、県職員と地元企業7社の社員、そして叡啓大学の学生などおよそ90人が参加しました。

このイベントはひろぎんホールディングスやマツダなどの企業が、「転出超過」の解消を目的に共同で立ち上げたプロジェクト「HATAful(はたフル)」の活動の一環です。

20日はグループに分かれ若者が活躍できるキャリアの成長機会やワークライフバランスなどについて、価値観を共有しました。

【参加した社員は】
「学生さんにもっと広島の魅力に早い段階から気づいてもらえたら就職先を広島県内で考えてもらえると思うので、企業側がどのようにアピールするかが重要だと思う」

【参加した学生は(県内就職を希望)】
「有名な大学が県外にあって出ていく子が多いが、東京、京都、大阪の魅力にどっぷりつかって広島の魅力に気づかず(県外で)働くというのがあるので県外に出た子にも知る機会を設けてくれたら、戻ってくるとか、実際に広島で就職する人が増えると思う」

ワークショップで出た提言は、企業の人材確保や魅力発信のための施策に活用されます。

テレビ新広島
テレビ新広島

広島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。