科学の力で“海の幸”を生み出しました。
挑戦したのは、小学生の「リケジョ」たちです。
福岡県太宰府市の九州情報大学で行われた実験教室。
約20人の小学生が参加しました。
科学や数学などが得意な理系女子、いわゆる「リケジョ」がもくもくと実験に打ち込みます。
◆小学生
「アルギン酸で作っています」
Q.他には?
「カルシウムで膜ができます」
「順調です!」
◆小学生
「かわいい~」
このカラフルな液体は、ワカメなどの海藻から抽出した成分「アルギン酸ナトリウム」に、着色料を混ぜたもの。
スポイドを使ってカルシウムを含む溶液に垂らすと、表面に膜ができて小さな球体に。
科学の力で生まれた「人工イクラ」です。
今回は実験用の着色料を使っていますが、食紅を使えば実際に食べることもできるといいます。
◆小学生
「おいしそうです!すぐ膜ができるから、びっくりしたし、触ってみたらどうなんだろうって。ぷにぷにしてる」
中には繰り返し液体を重ねて「特大イクラ」を作る小学生も!
◆小学生
「玄関に飾る」
この実験教室は、数学や化学などを極める理系女子、いわゆる「リケジョ」を育成しようと企画されました。
◆九州情報大学 荒平高章 教授
「理系分野にどんどん女性を増やしていきたい。工学分野は女性が少ないのが現状なので、興味や関心につながってほしい」
小学生たちは自由な発想で思い思いの“イクラ”を作り、理系分野の楽しさに触れていました。