福岡県は20日、自治体として全国初めて中古の電気自動車をリースする事業を始めたと発表しました。
「サステナEV」と名付けられたこの事業は、登録されて5年から7年の中古の電気自動車を3年間、貸し出すものです。
中古の電気自動車は8割から9割が韓国やUAEなどに輸出されているということで、まだ活用できるバッテリーやそこに含まれるレアメタルなどが海外に流出することが大きな課題となっています。
福岡県は今回、全国で初めてリース事業を行なうことで、海外流出を防ぎ、その後のバッテリー回収などもスムーズに行える仕組みを構築したいとしています。
リース料金は月額2万5000円~3万5000円で、県内の個人や法人なら誰でも利用することができます。
福岡県ではバッテリーの診断や保証も行なうことで、利用者の不安感を取り除き、中古電気自動車市場の活性化も目指したいとしています。