大分県にある陸上自衛隊の日出生台演習場で18日、訓練に参加していた隊員2人が心肺停止の状態で見つかりその後死亡が確認されたことについて、陸上自衛隊は20日、2人の死因が落雷による感電死だったと発表しました。
亡くなったのは陸上自衛隊玖珠駐屯地の隊員2人で、いずれも西部方面戦車隊に所属する20代の3等陸曹です。
2人は17日から18日にかけて日出生台演習場で行われていた訓練に参加していました。
当時、行われていたのは敵に見つからないように近づく「潜入訓練」で今回の訓練は銃や弾薬は持たずに行われ2人は一緒に行動していました。
しかし途中で無線による連絡が取れなくなったということです。
その後、捜索を行ったところ18日午前0時10分ごろに2人が演習場の北西部の屋外で心肺停止の状態で倒れているのが見つかりおよそ1時間後に死亡が確認されました。
目立った外傷や着衣の乱れも無かったということで陸上自衛隊では司法解剖を行い死因の特定を急いでいました。
17日と18日は県内全域で雷注意報が発表され日出生台演習場でも一時、雷が確認されていました。