福岡県宗像市で行われている将棋の「王位戦」第4局は2日目を迎え、6連覇に王手をかける藤井聡太七冠が対局に臨んでいます。
注目された20日の勝負めしは？
宗像ユリックスが会場となっている王位戦七番勝負の第4局は、午前9時、前日の最後の指し手が書かれた封じ手が開封され、対局が再開されました。
王位戦は七番勝負で、3連勝中の藤井聡太七冠が6連覇に王手をかける一方、永瀬拓矢九段は王位初獲得に向けて「1勝目」を目指します。
藤井七冠は2日目の20日、早々に茶色い羽織を脱ぎ、対局に臨みました。
そして対局の行方とともに注目されるのが「勝負めし」です。
対局の舞台となっている宗像市では、厳正な審査で選ばれた10メニューが「勝負めし」候補として発表されています。
その中から、藤井七冠が20日に注文したのは『冷やしぶっかけあなごうどん』。
旬の天然アナゴを1匹丸々豪快に揚げてトッピングした贅沢な一品です。
このうどんを提供したのは、宗像市民であれば知らない人はいないという「英ちゃんうどん」。
50年以上にわたり地元の人に愛され続けているうどん店です。
人気の秘密は、店内で粉から手打ちで作っている「麺」です。
機械を使わずに職人技で「手切り」していきます。
ゆであがった麺は福岡県民にはおなじみの「やわ麺」。
もちもちの麺がダシになじむ宗像市民のソウルフードです。
◆宗像市民
「おいしいですよ。手打ちだからですね。（月に）4～5回来ている」
「友達家族も来るような店で、うどんといえば『英ちゃんうどん』というイメージが昔からある」
一方、挑戦者の永瀬拓矢九段が注文した勝負めしは、なんと19日と同じ『ねばねば海鮮丼 缶べぇ』
イカやサーモンなど玄界灘の海の幸をあつあつのご飯の上にのせて頂くメニューです。
対局の動向に加え、勝負めしでも熱く盛り上がる宗像市。
第4局の勝敗は20日夜までに決まる見通しです。
