岩手県盛岡市は建物の老朽化が進む中心部の内丸地区について、盛岡らしい都市空間の再整備を進めていくため、基本方針の素案を8月19日に示しました。

19日は内丸地区の再整備に向けた懇話会が開かれ、盛岡市の担当者や周辺の企業の代表らが出席しました。

官公庁やオフィスビルが立ち並ぶ内丸エリアは、多くの建物が築50年以上と老朽化が進んでいて、一体的な再整備が求められています。

市では2022年度から基本計画=「内丸プラン」の策定に着手していて、19日は50年後の内丸を想定した基本方針の素案が示されました。

素案は官公庁を集める「シビックコア」、企業のオフィスが立地する「業務集積ゾーン」、中津川沿いの「親水エリア」など、地区を4つのゾーンに分け盛岡らしい都市空間の形成を目指す内容となっています。

委員からは「人口減少が進んだ未来を想定して計画を立てるべき」などの意見が出されていました。

懇話会座長 南正昭岩手大教授
「将来に向けての絵として、ここまでは描けるというものが示された。県・東北において役割を果たせるようなプランが作り上げられていけば」

市は市民などから意見を募ったうえで、11月の懇話会で基本方針の最終案を示す予定です。

岩手めんこいテレビ
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