効率的な森林の管理にむけ宮崎銀行とNTT西日本が共同で再造林を推進し、温室効果ガスの削減につなげる実証実験をスタートさせます。

宮崎銀行とNTT西日本それぞれのグループ会社による実証実験では、複数の森林所有者に協力を求め伐採跡地の情報を一元管理。
森林所有者と委託契約を結び、再造林と管理を進めます。

西都市の民有林2ヘクタールで来年2月頃から実施する計画で、宮崎銀行のグループ会社が所有者に代わって植樹や管理の費用を負担します。

実証実験では、再造林による温室効果ガスの削減量などを企業間で売り買いする「カーボンクレジット」を活用することで、補助金と合わせて経費をまかなえるか、効果を見極め事業化を検討します。

(宮崎銀行 渡邊友樹常務)
「地方銀行グループ自体がプロジェクトの実施主体となって再造林活動に取り組みクレジットの創出を行う取り組みは全国でも初めてと考えています」

実証実験では、来年までの2年間で再造林のエリアを20ヘクタールまで拡大。所有者が費用を負担することなく再造林を推進する新たなモデルケースとして期待されます。

テレビ宮崎
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