中小企業のIT化を進めるための国の補助金を不正受給したとして19日、別府市の会社役員の男など2人が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは別府市浜町の会社役員福田恭司容疑者39歳と、大分市西大道の会社代表社員中島芳徳容疑者38歳です。
警察によりますと2人は日出町の自営業の男性と共謀し中小企業のIT化を支援する国の補助金350万円をだましとった疑いが持たれています。
事件の構図です。3人は日出町の男性の会社が業務のIT化のためにパソコンソフトなどを導入した際に、かかった経費を水増しするとともに申請要件を満たしているように装った虚偽の書類を作成して国の補助金を申請。350万円の補助金を不正に受け取ったとされています。
警察は福田容疑者と中島容疑者の認否を明らかにしていませんが同様の手口で補助金の不正受給を繰り返したとみて捜査を進めています。
また、事件に関与した日出町の男性からも任意で事情を聞いています。