全国的に相次ぐクマの被害です。長野県内でも2025年度人身被害はすでに8件・13人に上っています。県は9月から出没情報がリアルタイムで更新され、閲覧できるアプリの運用を始める予定です。

全国的に相次ぐクマの被害。県によりますと2025年度、県内の里地での目撃情報は562件と昨年度に比べ減少しています。

一方、人身被害は増加傾向です。6月に大町市でタケノコ採りで山林に入った46歳の男性が襲われて死亡するなど8件・13人にのぼっています。被害者はすでに2024年度1年間と同じ人数となっています。

新田副知事:
「人身被害を最小化していく取り組みが重要」

8月19日県庁で開かれた県の野生鳥獣被害対策本部会議。人身被害を減らす取り組みなどを共有しました。

県の担当者:
「(夏は)例年、食べ物が乏しくなり、里地付近への出没が多くなる時期。引き続き注意喚起が必要」

被害防止のため生ごみなどクマを引き寄せる物の除去などの対策を徹底することを確認しました。山での被害も多いことから登山者への注意喚起も強化します。

また、9月からクマの出没情報がリアルタイムで更新され閲覧できるアプリの運用も始める予定だということです。

長野放送
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