障がいのある児童への不適切行為などで広島市の放課後デイサービス施設の事業者が行政処分を受けた問題で、施設の元職員が行為は日常的に行われていたと明かしました。

《映像:児童にプロレス技をかける》

「やめて」と叫ぶ児童にプロレス技をかける男性。
広島市と廿日市市で放課後デイサービス「わたっこクラブ」を運営する「綿の華」の代表です。

《映像:児童の尻をたたく》

【施設の元職員】
「普段から日常的にありました。どなる、叩く、日常的な経営者のコミュニケーションという形で子どもにされていましたね」

以前、「わたっこクラブ」で働いていたこの女性は、児童への不適切な行為が日常的に行われていたと話します。

【施設の元職員】
「特に子どもという大切な時期を保護者からお預かりするのに、この大事な時間をこんなにもずさんな扱いでお金儲けでするという事業所があるということが、すごく悔しくて許せないなという気持ちがありましたね」

不適切な行為について施設の代表を務める男性は、「遊びの中でコミュニケーションの一環としてやった」と話しています。

また、「綿の華」は配置すべき常勤職員を置かず、人員基準を満たさない状態で施設を運営し、県と広島市に給付金を不正に請求していた事も判明。

県と広島市はこれらの問題をうけ、「綿の華」に対し事業者としての指定を取り消すなどの行政処分を出しました。

テレビ新広島
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