SNSに誘導され、AIのシステムを使った投資で大きな利益が出ると信じ込み、福岡県太宰府市の男性が投資名目で合計4800万円をだまし取られていたことがわかりました。

筑紫野警察署によりますと、太宰府市の無職の男性(62)が6月上旬頃、SNSの動画アプリで投資に関する動画を見ていたところ、別のSNSへ誘導されました。

そしてSNSのグループで男性は、「投資グループの講師」を名乗るアカウントから、金融庁の認可を得て実施するという「AI高頻度取引システム」で利益が出るという講義を受けました。

その後、男性は約1か月間、そのグループで参加者が多くの利益を上げているのを見て必ず大きな利益が出るものと信じ込み、「講師のアシスタント」を名乗るアカウントとやり取りをして、投資口座を開設するために指定されたアプリをダウンロードしました。

そして100万円を入金するとアプリ上ではすぐに利益が出たように表示されたため、7月22日から8月1日にかけて8回にわたり、指示されるままに合計4800万円を振り込んでだまし取られたということです。

警察はSNS型投資詐欺事件として調べるとともに
▽SNS上でのお金の話は詐欺の可能性があります。
▽SNSは、知らない人からの「友だち申請を拒否」「メッセージ受信を拒否」する設定にしておきましょう。
▽「絶対に儲かる」「元本保証」などという話は、詐欺ですので注意しましょう。
などと注意を呼びかけています。

テレビ西日本
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