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プレスリリース配信元:インパクトサークル

― 資金・駅空間・ネットワークの提供による多面的な貢献を描く「インパクトブック」を制作 ―

 インパクトサークル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長/CEO:高橋智志、以下「インパクトサークル」)は、JR東日本スタートアップ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:柴田裕、以下「JR東日本スタートアップ」)およびその出資先である株式会社ドッツアンドラインズ(本社:新潟県三条市、代表取締役:齋藤和也、以下「ドッツ」)と連携し、地域共創事業における社会的価値創出の実態を記録・可視化した「インパクトブック」を制作しました。
 インパクトブックは、JR東日本グループの支援が地域社会にどのような影響をもたらしたのかを、ロジックモデルや定量・定性のデータに基づいて可視化するものであり、社内外の説明力強化、投資先の営業支援、地域との共創深化を目的とした先進的な取り組みです。

1. 背景と目的
 JR東日本グループでは、地域スタートアップへの戦略的投資を通じて、地域経済・社会の活性化に取り組んでいます。こうした投資活動の目的や成果を社内外に共有し、理解と共感を深めることで、より多くのステークホルダーを巻き込み、関係性を一層強化していくことが期待されていました。
 この課題に対し、上場企業を中心にインパクト可視化を支援してきた実績があり、インパクトの設計から、指標策定や定量・定性調査、クリエイティブ制作まで一気通貫で手掛ける体制を有するインパクトサークルが、投資活動の意義と成果の整理・可視化を支援しました。
 本プロジェクトの特長は、JR東日本グループの支援が資金提供にとどまらず、駅空間の活用、共創機会の創出、外部ネットワークの提供など、多面的に展開されている点にあります。また、ドッツ、JR東日本グループ、行政などが共通の目標に向かって連携し、「コレクティブインパクト」としての地域変革を目指している点も、重要な特長のひとつです。

2. 実施内容とステップ
 1 地域課題・目指す姿の明確化とロジックモデルの策定
  燕三条地域における中小製造業の連携や担い手不足といった課題を抽出し、「JRE Local Hub 燕三条」を拠点に、ドッツおよびJR東日本グループが推進するMOC(ものづくりコンシェルジュ)による地域会員企業間の連携や、首都圏などの他地域企業とのマッチングの取り組みを通じて事業が目指す姿を明確化し、ロジックモデルとして表現しました。
 2 アウトカムの指標化とデータ収集
  会員企業のコラボレーションによる製品の創出、新規案件獲得や新製品開発の定着化、会員企業の経営者・従業員のモチベーション向上など、短期・中期のアウトカムを指標化し、定量・定性両面のデータ収集を行いました。
 3 定性的なインパクト可視化のためのインタビュー調査
  MOCの会員企業に対して、ロジックモデルで整理したアウトカムを踏まえたインタビューを実施しました。支援によって生じた実感や行動変容などをストーリー形式で収集し、定性的なインパクトの可視化に活用しました。
 4 インパクトブック制作
  写真や図解、ロジックモデル、関係者のコメントなどを効果的に組み合わせ、直感的な理解と感情的な共感を促すクリエイティブとしました。インパクトブックは、社内説明にとどまらず、営業や広報など対外的なコミュニケーションツールとしての活用を意識して制作しています。










出典:JR東日本スタートアップ「IMPACT BOOK」抜粋
URL:https://factory-window.jp/impactreport

3. プロジェクトの成果
 1 JR東日本グループにおける投資意義の共有と理解促進
  投資活動の目的や成果を、インパクトブックを通じて可視化したことで、投資案件に直接関与していない部門を含む関係者との認識共有が進みました。投資活動に対するグループ内での組織的な理解と納得感の醸成につながっています。
 2 地域ステークホルダーとの関係強化と対外発信への活用
  インパクトブックは、ドッツが地域に根ざした事業活動の価値を整理・表現するツールとして、行政や経済団体、教育機関など多様な地域ステークホルダーとの関係強化に活用しています。また、営業・広報資料として、企業やメディアなど外部関係者に対して、自社の取り組みの社会的意義を信頼性高く、かつ視覚的にわかりやすく伝えることが可能となりました。
 3 投資先候補やパートナー企業への説明力向上
  JR東日本スタートアップは、インパクトブックを将来的な投資先候補や共創パートナーへの説明資料として活用しています。単なる実績紹介ではなく、社会的価値や地域への貢献といった非財務の側面を明確に伝えられるため、戦略的意図や方向性を共有しやすくなり、より深い理解と信頼の醸成が可能となりました。

4. 今後の展開
 インパクトサークルは、本プロジェクトで得られた知見や手法を活かし、今後、以下のような取り組みを強化してまいります。
- 地域事業者間の連携を含む共創型プロジェクトのインパクト可視化
- VC、CVCのインパクト戦略の構築と、投資先のインパクト可視化
- 写真や動画、WEBコンテンツなどを活用した多様なインパクトコミュニケーションの構築

 なかでも、VC、CVCや地域に根ざした企業による投資・共創の取り組みは、今後の重点対象と位置づけています。今回のプロジェクトを通じて確立したアプローチとナレッジを活用し、単なる報告資料にとどまらない、多様なクリエイティブ表現を取り入れたレポート制作を通じて、投資先・地域・関係者が自らの意義を再認識し、共感と協働を生む価値発信を支援してまいります※1。
 また、JR東日本およびドッツのステークホルダーに向けた理解促進・関係性の深化にも引き続き貢献すべく、積極的に連携してまいります。

 ※1:インパクトサークルでは、事業会社や金融機関を対象に、インパクトに関する取り組みや情報発信の高度化を支援しています。「はじめてのインパクト可視化」にも対応しておりますので、詳しくは以下のURLをご覧ください。

https://lp.impact-circle.co.jp/ (インパクトサークルサービスコンセプトページ)

JR東日本スタートアップ


■ドッツアンドラインズ


■インパクトサークル


<お問い合わせ先>
インパクトサークル株式会社
担当 :大村、鈴木
TEL :03-6757-4532
E-mail:info@impact-circle.co.jp
URL :https://impact-circle.co.jp/





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