通り魔的に女性を追いかけスプレーを噴射し、さらに刃物を所持していたという根岸秀男容疑者(61)。
犯行の様子を防犯カメラが目撃していました。
東京・足立区の商業施設内。
女性の後ろから追いかけるようにスプレーを噴射する根岸容疑者。
その後も、逃げる女性に執拗に吹きかけています。
塗料用スプレーの噴射による暴行と服を汚した器物損壊の疑いで逮捕されました。
なぜ、このような犯行に及んだのでしょうか。
根岸秀男容疑者は「スプレーで目つぶしをして動けなくなったところを持っていた刃物で刺そうと計画していた」と話しています。
被害に遭った30代の女性は、施設の警備員に被害を相談。
見回りに行った警備員が、階段の手すりにスプレーの試し打ちをしている根岸容疑者を発見し、警察に相談したことで事件が発覚しました。
被害女性との間に面識はなく、根岸容疑者は、女性が携帯電話を見ながらイヤホンをしていて、「隙がありチャンスだ」と思い犯行に及んだということです。
刃物などは2025年2月に100円ショップで購入しており、そこから浅草や秋葉原の駅周辺で犯行の機会をうかがっていたといいます。
動機について根岸容疑者は、「独身で借金が100万円あり、自暴自棄になっていた。刑務所に入れば生活に困らないと思った」という趣旨の話をしており、容疑を認めています。