注目のよさこいチーム、今回は「よいさほいさ」の一体感でおなじみのあのチームを紹介します。2025年の衣装もド派手で、一段と目をひくものになっています。

2024年、悲願のよさこい大賞3連覇を成し遂げた「とらっくよさこい(ちふれ)」。とらっくと言えば、圧巻の隊列美と脳裏に突き刺さるド派手な衣装です。

2024年は前面にウサギ・背面にオオカミ。2023年は前が「蓮の花」と後ろ向きで袖を合わせて「炎と般若」。表と裏の交錯が観客の心を掴みました。

2025年のデザインは?7月18日、高知市で衣装の発表が行われました。

踊り子(初参加):「楽しみです」
踊り子:「ワクワクするような衣装がいいな」

踊り子:
「見た時に一瞬でおー!ってなるような強めの衣装がいいです」

お待ちかねの衣装発表です。

亀谷統括:
「今年の衣装はこれだー!」
踊り子たち:
「きゃー!」

2025年のテーマは「御喜楽湧々(おきらくわくわく)」。高知県民に流れる「よさこい血潮」を湧き立たせ、お客さんをワクワクさせたいという意味が込められています。

衣装のモチーフになっているのは「カマキリと蝶」。

衣装担当 福島歩美さん:
「この目つきを見てください、流し目しているんですよ。まつげ。鎌が光っているんです、鋭いんですよ」

歌詞には「胡蝶戯れ 立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」のフレーズが。衣装担当の福島さんは「力強い自立した女性をイメージしました」と説明します。さらに。

衣装担当 福島歩美さん:
「光っている部分が、1、2、3、4(カ所)。幸せの4です。幸せの4と、4連覇」

7月30日、本番まで練習は残り9回。この日は追い込み練習の日でしたが…

川村浩平代表:
「午前中に津波注意報発令と避難指示が沿岸部に出てますので、沿岸での練習はできないということで変更しました。今の所、いつも通りの練習をやれるかなってとこで、焦らず安全にやれたらと思う」

急きょ、練習場所をいつもの高知港岸壁から変更しました。

振付師 時久紀恵さん:
「この腕の付け根の筋肉を伸ばすんじゃないのよ。縮めてちゃんとまっすぐに、肩からまっすぐだよ、わかった?力が入りすぎるからこうなる」

2025年の踊りには、動きのある「よいさほいさ」と、「こじゃんとこじゃんと」「ほいたらね」といった土佐弁がふんだんに盛り込まれています。

踊り子(高1):
「まわったときとかに頭がずれているので、隊列をきれいにするよう言われた。みんなで頑張ってそろえたい」

顔の向きや角度など、細かいところまでこだわり抜きます。

振付師 時久紀恵さん:
「(振りは)毎回変えています。きのうつくったのを元に戻してくれと。私たちはいいけど、踊り子さんは大変ですね。泣きながらやっている」

踊り子(高2):
「踊り込みが入ってきて、体力つけないとやばいなって焦っています。お客さんとよいさほいさで一緒に盛り上がってもらって、楽しく踊れたらいいなと思います」

川村代表の長男・虹斗くん:
「踊り、覚えてきました。キレが出てきて、だんだん体に馴染んできた。そろそろ本番が近づいてきてワクワクしています」

2025年は踊り子150人のうち3分の1がチーム初参加です。なかにはこんなハプニングが起きた踊り子も。

初参加・高1 市原大輝さん:
「肺炎で4日入院して、1週間安静に」
Q.その間、練習は
「YouTube見ながら。めちゃくちゃショック、寂しかった。あとちょっとなんで頑張ります」

亀谷修一統括:
「結果的にどうであれ、絶対に悔いは残らないように、今年てっぺん目指してチームを仕上げます。目指す権利あるのうちだけですから。前人未到、誰も見たことのない景色って見てみたいじゃないですか。ワクワクして、ワクワクさせて、エキサイティングな夏にします!」

川村浩平代表:
「とらっくよさこい(ちふれ)元気あるか?」
踊り子たち:
「オー!」
川村浩平代表:
「ワッショイ3連発いくぞー!」
川村代表&踊り子たち
「ワッショイ!ワッショイ!ワッショーイ!」

「とらっくよさこい(ちふれ)」はよさこい祭り本番、菜園場競演場から踊り始める予定です。

高知さんさんテレビ
高知さんさんテレビ

高知の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。