2025年7月26日、夏の全国高校野球選手権・高知大会の決勝で強豪・明徳義塾を破り、2年ぶり2度目の夏の甲子園出場を決めた高知中央高校。全国大会の初戦は8月7日、滋賀県の綾羽高校と対戦します。
県大会決勝ではエースに代わり急きょ先発した2年生・堅田徠可(くうが)投手が最速151キロを叩き出し、絶対王者の明徳を相手に完投しました。チームを甲子園に導く「シンデレラボーイ」となった堅田投手に決勝の2日後にインタビューしました。
《堅田投手へのインタビュー(7月28日)》
―― 県大会決勝から2日経ち、どんな気持ちですか?
いまだに明徳に勝ったという現実、うれしさが収まりきっていない状態です。
―― 堅田投手の右腕で甲子園を決めました。実感は湧いてきましたか?
その日の夜だったりとか、寝る前まではずっと興奮して、少し眠れない状況は続いたんですけど、1日経った後で、やっと実感が湧いてきた状態です。
―― 決勝で150キロを連発して監督から「スピードガンを見るなよ」と言われたと聞いています。球速が大幅に最速を更新しました。
7月に入ってからの1カ月間、夏大に向けて球速アップトレーニングで、下半身強化のトレーニングでやってきたので、自分が大幅に更新をしたことに関しては、自分でも納得、満足している状態です。
―― 試合中にスピードガンは見ましたか?
キャッチャーからボールを受け取った後に内野に声をかける時に少し見れるくらいで、スピードガンはあんまり意識していなかったです。
―― ストレートで明徳の打者からバンバン、アウトを取りました。
自分が自信が持てる球で明徳打線を抑えられたことに関して、ものすごくうれしいです。
―― 守備からリズムをつくるチームで、どんな役割を担いたいですか?
守備のリズムを崩さないようにカウントを有利にした状態で、低い、打たせて取るピッチングだったりとか、要所要所、三振だったり、ピンチにギアを上げるピッチングでチームを盛り上げたいです。
―― 甲子園でどんなピッチングを見せたいですか?
甲子園でも自分の持ち味である真っすぐで押していって、全国にある強豪校チームをまっすぐで押さえたいと思います。
―― お兄さんが立った甲子園のマウンドです。
自分も兄が投げていた甲子園を見に行っていたので、自分もその場所に立てるということに関しては光栄です。
―― 自分のピッチングの持ち味、アピールポイントは?
自分は、真っすぐで押していくスタイルなので、真っすぐが持ち味。切れのある変化球で、どんどんバッターを三振に取っていきたいと思います。
―― 甲子園への意気込みは?
甲子園でもチームを勝たせるピッチングで、“マックス更新”したいと思います。
―― それは甲子園の最速ということ?
とりあえずは、まず世代最速を目指そうと思っています。
―― 応援してくれる方へのメッセージは?
甲子園でも皆さんから歓声が湧き上がるようなピッチングをするので応援よろしくお願いします。
取材:鍛治屋明香(高知さんさんテレビ アナウンサー)