広島に原爆が投下されて80年となる6日、原爆の残り火が灯され続ける福岡県八女市で平和を祈る式典が開かれました。
この式典は、旧星野村出身の山本達雄さんが広島に投下された原爆の焼け跡から火を持ち帰り、ともし続けたことから毎年8月6日に行われています。
今年は地元の小中学生など約250人が参列し、広島に原爆が投下された午前8時15分にあわせ黙祷を捧げました。
式典では参列者を代表して星野中学校3年の今村凜太さんが平和への誓いを読み上げました。
◆星野中学校3年 今村凜太さん
「(星野村の)平和の火は原爆の恨みから生まれた心から平和を願う火です。争いのない平和な世界が実現するよう、平和の尊さを伝えていくことを誓います」
◆参列者
「ちょうど私80歳で終戦の年に(生まれた)。ここの火が全国に分火されて続いていくことが良いことだと思う」
参列した人たちはひとりひとり祭壇に花を供え、戦後80年の節目に平和への思いを新たにしていました。