夏休みに合わせ、有田町の川で“陶片”を探すイベントが行われました。年代が古いほど高得点で、子どもたちが有田焼の宝探しを楽しみました。
このイベントは、子供たちに有田の歴史を身近に感じてもらおうと12年前から夏休みに合わせて毎年行われています。
この日は、地元の小学校に通う2年生から6年生、8人が参加。
江戸時代などに使われていた古い焼き物の特徴などが説明された後、町内を流れる猿川に移動し、川の底にある古い有田焼の陶片を探しました。
【岩部リポート】
「有田町にある猿川です。水の中を見てみると、ベンジャラといわれる有田焼の陶片が数多く見られます」
見つけた陶片は、古いほど高得点。学芸員によって年代ごとに採点されます。
子供たちは高得点を目指し、焼き物のまちならではの宝探しを楽しんでいました。
【児童】
「前回10点台だったからリベンジしに来た」
Q.何点狙ってる?
「60点以上」
【児童】
「いろいろな柄があるものをみつけた。古い感じのものがレアだとわかった」
【児童】
「裏(高台)が小さいほうが古いと言われたから小さいものを選んだ」
この日見つかった陶片のうち最も古いのは1630年代のもので、江戸時代に使われていた食器とみられるということです。
子供たちが見つけた陶片は、来年の有田陶器市の期間に旧田代家西洋館で展示されます。