佐賀県の最低賃金について議論する審議会が開かれ、4日決まった全国平均の目安が伝達されました。上げ幅は過去最大で、県内も初めて1000円を超えるか注目されます。

5日開かれた審議会には、県内の労働者や経営者の代表など13人の委員が参加しました。
国の審議会は4日、今年度の最低賃金の引き上げ額を全国平均で「63円」、佐賀県などは「64円」とする目安を決めました。

県内の最低賃金は昨年度56円引き上げの「時給956円」となっていて、この目安通りに引き上げられれば、初めて1000円を超えることになります。

5日始まった専門部会では、労働者側が「物価上昇が続き、去年より生活は厳しい。労働者の生計費を重要視すべき」と大幅な引き上げを求めました。
一方、使用者側は「急激な上昇が企業経営に与える影響は大きい」などと訴えました。

県内の最低賃金は早ければ8月8日に答申され、10月には適用される見通しです。

サガテレビ
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