秋田県鹿角市では桃が収穫の時期を迎えていますが厳しい暑さが続いたことに加え、7月にほとんど雨が降らなかったことからサイズは小ぶりのまま。

5日は19日ぶりに雨が観測されたものの生産者は不安を口にします。

鹿角市花輪の山本喜代宏さんの果樹園では、2ヘクタールの土地でリンゴと桃を栽培しています。

ところがリンゴの木に目を移すと黒く「日焼け」した実を手に山本さんは「暑さと日射が強いとこうなる。(日焼けは)病気のもとになって商品価値はない。廃棄。」と悲しい表情を浮かべます。

平年を上回る連日の厳しい暑さで焼けた実は廃棄せざるを得ません。

また収穫の時期を迎えた桃にも影響を及ぼしています。国内で最も収穫時期が遅いとされる「かづの北限の桃」は早生品種の収穫が始まりましたが「いつもに比べて一回り小さいのは雨が少ない結果。5日はだいぶ降ったが7月はほとんど降らなかった。今回の雨がどういうふうになってくれるか。恵みの雨になってくれると思うがこれからも適度に降ってほしい」と山本さんは話します。

北限の桃の主力品種「川中島白桃」の収穫開始まで残り1カ月。山本さんは今後の雨に望みをつなぎます。

山本農園・山本喜代宏さん:
「いま収穫中のものには間に合わないが極端に大雨だと困るが適度に雨が降ってもらいおいしいリンゴ・桃になってほしい」

秋田テレビ
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