国の特別天然記念物に指定されている「コウノトリ」今年も白石町で3羽のヒナが孵化し、4日個体番号などを記した足環が取り付けらました。
足環が取り付けられたのは6月22日に孵化が確認されたコウノトリのヒナ3羽です。
4日は、獣医師や町、作業員などが協力し高所作業車を使って慎重に巣に近づき網でヒナを捕獲。
【岩部リポート】
「電柱の上にある巣からヒナが地上に降ろされました。いま、足環が装着されています」
全長やくちばしの長さ、足の太さなどを計測したあと1羽ずつ両足に足環が取り付けられました。
3羽のうち1羽は、生育が遅れていて、装着することができませんでしたが、健康状態は問題ないということです。
足環には、出生地などの情報を把握できるよう個体番号が記されていて生まれてから40日前後に取り付けられます。
「コウノトリ」は、3年前に初めて白石町で確認されていて足環をつけるのは、3年連続だということです。
【白石町 百武和義副町長】
「田んぼが多くて餌も豊富ということからコウノトリに4年続けてここで卵を産んでもらったのかなと思う。巣立ちまで見守っていきたいと思う」
順調にいけば、ヒナは9月中旬までに3羽すべて巣立つ予定です。