福井県の美浜原発で、関西電力が表明している原発の新設にむけた地質調査について、美浜町長はきょう=4日、関西電力に受け入れる意向を伝えました。
福井県にある関西電力の美浜原子力発電所は1・2号機の廃炉が決定し、稼働している3号機も老朽化が指摘されています。
美浜原発での新たな原発の建設に向けた地質調査は、2011年の福島第一原発事故を期に中断していましたが先月、関西電力が再開を表明し地元の美浜町や県に理解を求めていました。
これを受け、美浜町の戸嶋秀樹町長は4日、関西電力の担当者と面談し、地質調査の再開を受け入れる意向を伝えました。
【美浜町・戸嶋秀樹町長】「町議会での議論等もございましたし、各団体地元の区長さん、そういった方々の声を踏まえた上で、(新設の)可能性を検討するための調査なので、それを容認するという判断に至った」
関西電力は、今後周辺住民への説明を進めながら調査計画を作成するとしています。